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作業風景

SHIINA FACTORYは、東京都足立区の千住の地に70年間ものづくりに取り組んできました。機械や道具は使いますが、今も手づくりの技術を大事にしています。独特の彫金道具の数々、味わいのある古いプレス機から最新のレーザー加工機まで、たくさんの道具が詰まっているワンダーランドです。

町工場はワンダーランド

出来上がったものが一見シンプルに見えても、その製造にかかる工程が予想外に複雑なことはよくあることです。一つのアクセサリーパーツを作るにも多くの工程があり、それだけに作る面白さや楽しさがあります。町工場の中はまさにものづくりのワンダーランドです。

プレス加工は金型の設計・製造から

デザイナーからいただいた図面を元に、3D CADで金型設計を進め、金属板に凹凸をつけて図柄や文字を表現する「彫刻型」とアクセサリーの形状を打ち抜く「抜き型」を製作します。

彫刻型

SHIINA FACTORYの歴史は、金型づくりの歴史でもある。彫刻型は製品の顔となる部分でアクセサリー職人の繊細さと腕が求められる。微妙な曲がりや凹凸感を出す仕上げの段階は人の手が必要になる。この微妙な加減が職人技である。

70年の歴史は金型の歴史でもある。
抜き型

抜き型は、彫刻型で打ち込まれた模様の外形を打ち抜くためのものである。いわばクッキー作りに使う抜き型のようであるが、金属を切り出す様子は、むしろハサミに近い。雄型と雌型がうまく噛み合って、はじめてきれいに打ち抜かれる。

星型の雄型(右)と雌型(左)
カモメの抜き型(雌)
手形チャームの抜き型
彫刻型と抜き型のセット
抜き型をプレス機にセット

プレス加工

出来上がった金型をプレス機にセットしてプレス加工が行われる。プレス機と一口に言っても、用途によって多様な種類がある。彫刻型の型打ちには巨大なプレス機で一点に大きな力をかける。抜き型はいかにスムーズに打ち抜けるかが鍵となる。

型打ち

彫刻型を使う型打ちは100トンを超える圧力を1点にかける必要があり、フレクションプレスという特殊なプレス機で行われる。

抜き打ち

型打ちで転写した模様の外形を打ち抜いて不要な部分を切り取ったり、模様のないチャームなどを製作するには、比較的軽めのプレス機が使われる。足で押して動かす「蹴飛ばし」と呼ばれる昔ながらのプレス機も椎名製作所では利用されている。

仕上げはこれから

こうして抜き上がったものに穴を開けたり、バレルで磨いたり、ろう付けしたりと、一つの製品になるまでには、まだまだ多くの工程が待っている。

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